あのとき、
祖母が手渡してくれた梅干しの味を、まだ覚えている。
しわしわで、小さくて、少し酸っぱかった。
でも、口に入れた瞬間に、
背筋がすうっとのびるような気がした。
あのとき、
祖母が手渡してくれた梅干しの味を、まだ覚えている。
しわしわで、小さくて、少し酸っぱかった。
でも、口に入れた瞬間に、
背筋がすうっとのびるような気がした。
「手間ひまがかかるのよ」と笑いながら、
手のひらでひとつずつ選んでいたあの姿が、
なぜだか頭から離れない。
あれはただの保存食じゃなかった。
誰かを生かそうとする、静かなちからだった。
きくち村の食材に出会ったとき、
わたしの記憶は、そこに結ばれた。
肥料も農薬も使わずに育てられた野菜。
草の匂いを知る牛や鶏の肉。
ひと匙で料理の輪郭が変わるような調味料たち。
どれも主張が強くないのに、
あとから、あとから、体が覚えていく。
ああ、これはわたしの中にある “なつかしさ”に
ちゃんと触れてくれる食べものだ、と思った。
日々のごはんは、祈りのようなものだ。
誰かを想って、何かを選び、火を入れる。
その営みの中で、わたしは毎日、生きなおしているのかもしれない。
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ローストアーモンド(シュガーソルト)50g
ローストアーモンド(シュガーソルト)50g
クセになる味とはこの事です
古代の記憶を宿したイタリアのアーモンドが、きび糖と天外天塩にそっと包まれて。
プーリアの太陽に育まれた原生種が、素朴な甘さと塩気で静かに目覚めます。
ひとつ、またひとつと、手が自然に伸びていく。
本物だけが持つ深い味わいが、心の奥でやわらかく響いて、時を忘れさせてくれます。

あのとき、
祖母が手渡してくれた梅干しの味を、まだ覚えている。
しわしわで、小さくて、少し酸っぱかった。
でも、口に入れた瞬間に、
背筋がすうっとのびるような気がした。
祖母が手渡してくれた梅干しの味を、まだ覚えている。
しわしわで、小さくて、少し酸っぱかった。
でも、口に入れた瞬間に、
背筋がすうっとのびるような気がした。
ローストアーモンド(シュガーソルト)50g
¥890(税込)
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※ EC販売開始は9月頃を予定しています
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