あのとき、
祖母が手渡してくれた梅干しの味を、まだ覚えている。
しわしわで、小さくて、少し酸っぱかった。
でも、口に入れた瞬間に、
背筋がすうっとのびるような気がした。
あのとき、
祖母が手渡してくれた梅干しの味を、まだ覚えている。
しわしわで、小さくて、少し酸っぱかった。
でも、口に入れた瞬間に、
背筋がすうっとのびるような気がした。
「手間ひまがかかるのよ」と笑いながら、
手のひらでひとつずつ選んでいたあの姿が、
なぜだか頭から離れない。
あれはただの保存食じゃなかった。
誰かを生かそうとする、静かなちからだった。
きくち村の食材に出会ったとき、
わたしの記憶は、そこに結ばれた。
肥料も農薬も使わずに育てられた野菜。
草の匂いを知る牛や鶏の肉。
ひと匙で料理の輪郭が変わるような調味料たち。
どれも主張が強くないのに、
あとから、あとから、体が覚えていく。
ああ、これはわたしの中にある “なつかしさ”に
ちゃんと触れてくれる食べものだ、と思った。
日々のごはんは、祈りのようなものだ。
誰かを想って、何かを選び、火を入れる。
その営みの中で、わたしは毎日、生きなおしているのかもしれない。
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地粉の薫(かおり)そうめん (自然栽培小麦100%) 200g
地粉の薫(かおり)そうめん (自然栽培小麦100%) 200g
農薬・肥料不使用“地”の力100%の自然栽培で生まれた小麦
熊本の大地に根ざした小麦が、二百年の時を重ねた水車に優しく委ねられて。
チクゴイズミの記憶と、フスマの恵みがそっと寄り添い、細やかな麺に生まれ変わりました。
喉を通るたびに香る、自然の薫りが心に響いて。
冷たい水にも、温かな汁にも、素直に馴染んで、やさしい時間を紡いでくれます。

あのとき、
祖母が手渡してくれた梅干しの味を、まだ覚えている。
しわしわで、小さくて、少し酸っぱかった。
でも、口に入れた瞬間に、
背筋がすうっとのびるような気がした。
祖母が手渡してくれた梅干しの味を、まだ覚えている。
しわしわで、小さくて、少し酸っぱかった。
でも、口に入れた瞬間に、
背筋がすうっとのびるような気がした。
地粉の薫(かおり)そうめん (自然栽培小麦100%) 200g
¥600(税込)
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※ EC販売開始は9月頃を予定しています
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